みなさんこんにちは!
2月9日、唐突に「WBSC eBASEBALL パワフルプロ野球」が配信開始されました!
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— パワプロ・プロスピ公式 (@pawapuro_pro) 2023年2月8日
WBSC eBASEBALL™パワフルプロ野球が本日発売でやんす🎉
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今作の #パワプロ は対戦に特化し、世界中のプレイヤーと勝負できるでやんすよ😆
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注目ポイントはツリーをチェックでやんす~
It's ゴーンヌ⚾@WBSC #eBASEBALL#POWERPROS#パワプロ pic.twitter.com/L4n5TUfI6D
「面白そう!」「世界進出!」「WBCモード収録される?」「いやそんなことより外国人音声バグはよ直せつってんだろ」などなど色んな声がありますが、パワプロプレイヤー側の意見はたくさんの人がコメント出すと思うので、国際大会チームを何回か再現したおかげでWBSCの情報もチラチラ見る機会が多かった自分が"国際大会側"から話してみたいと思います。
1.そもそもWBSCって何?
WBSCはWorld Baseball Softball Confederationの略で日本名を「世界野球ソフトボール連盟」と言います。World Baseball Classicとは違うので注意。
IBAFワールドカップやってた主催団体の今の姿、と言えばいにしえの若手厨ならわかるかも。
別にWBCもWBSCが主催しているわけではなく(WBCはMLB主催)、WBSCは主にプレミア12やオリンピック(開催協力)の方に関わっています。
分かりやすいところで言うと主催団体が変わるとルールも違います。WBCでは日本代表にアメリカ人のラーズ・ヌートバー、中国代表に真砂勇介が参戦するなど話題になっていますが、プレミア12ではこれらの選手は参加できず純粋にその国のメンバーで戦うことになります。
悲しいかな冠についているのはWBCではなくWBSCという別団体のため、WBCの実名化チームを入れるならば新たにWBC側の公認を取ってくる必要性があります。
ではなぜWBSCなのか?
これにはeBASEBALLが深く関わってきています。
WBSCは野球だけでなくソフトボール・Baseball5(5人制野球)・ビープベースボール(障害者向け野球)など様々な野球競技の大会を主催しており、この中にeスポーツ野球も含まれています。
KONAMIはWBSCとパートナーシップを結んだこともあり、パワプロのeBASEBALLの戦いを世界へ!と考えているのでしょう。
これ自体に関してはまあ悪くはないと思います。
実はWBSC主催のeスポーツ大会は既に二度開かれています。次はそこから今後の展望を考えてみましょう。
2.WBSCの過去の大会
OVS野球競技
オリンピックの前哨戦としてeスポーツでその競技を盛り上げよう、という試みで開かれたオリンピック公認大会、オリンピック・バーチャルシリーズ。この時の野球競技の主催を担当したのがWBSCでした。
参加資格には台湾・韓国在住でもOKとのことでしたが参加してたのかどうか・・・。
この大会ではパワプロ2020のナショナルチームを使用し対戦する形式。当時の仕様は日本・チャイニーズタイペイが実名化(当時の予想オーダー)、それ以外がオリジナル選手という構成でした。
基本的にはゲームの仕様そのままだったのでWBSCランキング上位の韓国代表が異常に弱いのとかWBSC的にはええんかな?とか思いながら見ていました。
結局パワプロ2020で実名化されたのは上記二か国のみ。実名化するのかしないのかフワフワしたまま終わってしまいました。
第一回バーチャルカップ
翌年行われたWBSC主催の第一回eスポーツ野球大会。
予選は韓国・日本・アメリカ・メキシコの四か国で開催。ちなみに日本では大阪のスポーツショップ二か所のみの開催でした。絞りすぎだろ!
スポサクからのお知らせ📢
— スポーツサクライ【野球】 (@sposakubaseball) 2022年9月13日
なんとスポサクから
日本代表が選出されます👀
WBSC公認
🏆バーチャルカップ🏆
日本でチャレンジできるのは
スポサク堺店と大東店だけ✨
あなたが日本代表としてプレーできるチャンス!
詳しくはスタッフまで!#WBSC pic.twitter.com/KpLcsym6mW
この大会で使用するのは韓国のバッティング体験型ゲーム「Strikezon」。このゲームもKBOからライセンスを貰ったりしているのでワンチャン実名化行けなくもないという立ち位置にいます。
それを踏まえて大会PVをご覧ください。
USA選手 is 誰
二大会とも共通点として「ゲームの仕様をそのまま利用」「特にWBSCが絡んでるからといって実名化が進むわけではない」という特徴が見えてきます。
なので実名化という視点では前述のとおりWBC側の許可取ってないと難しいのかな~と。
逆に無個性なオリジナル選手よりもサクセス選手を使うことにしたのは個人的にはアリだと思います。
こう、キャラクター達をコスト制限守りつつ役割配分考えて選んでいくのってeスポーツと相性良さそうな気がします(ふわふわなド偏見)
3.実名化
おそらく多くの人が気にしているのがこの部分でしょう。
こういう時も傾向と対策、過去の作品を振り返りましょう。
まずWBC実名化と聞いて浮かぶのは2009年のパワメジャ2009・プロスピ6でしょう。
しかし実は2013年にも実名化作品が出ていたりします。
・スマホでできる
・全チーム全実名化
・公式ルール全対応
これをプロスピA仕様で出したらいいじゃん!完璧じゃん!!
バカ売れ不可避だよ!!
すみませんでした。
TOUCHなんてマイナーシリーズで出ていなければ・・・
4.総括
さて世間的には実名化して当然みたいな雰囲気がありますが実は大きな落とし穴があります。
上記三作品の時系列を改めて整理してみましょう。
2009年
2/24 最終ロースター発表 → 4/29 パワメジャ2009発売 → 7/16 プロスピ6発売
2013年
2/21 最終ロースター発表 → 3/14 TOUCH WBC発売
これらの作品はすべてロースター発表後に発売されたものです。当然と言えば当然なのですが、まだ現実のWBCのメンバーすら決まってない以上騒ぐのは時期尚早と言えるのではないでしょうか。
WBC最終メンバー発表は現地時間9日午後6時からです。まずはゆっくり落ち着いて待ってみてからでもいいのではないでしょうか。
ん?現地時間9日午後6時?
アメリカとの時差は14時間なので日本時間に直すと10日午前8時。
そしてこのブログ記事の投稿時間も10日午前8時。
・・・。
こんな記事読んでる場合じゃないだろ!早くメンバー発表のライブ配信見に行かんかい!!
※やるらしいという情報を知ってるだけなのでやってなかったらごめんなさい
※もう終わった後に読んでるとかでもごめんなさい
オチが投げやり過ぎないか?