入団時査定とは
簡単に言うと「公式のとりあえず高卒若手に回復FキャッチャーF査定」のこと。これが付いてる選手は基本的に入団時からそのまま能力不変なことが多いので、入団時一番初めの能力査定基準を調べれば理解できるんじゃないかというアプローチ。
あと育成選手作ってる時にデフォ二軍選手より強くなってしまうのでそこらへんを抑えたいというのもある。
なお書いてることは4割くらい2023の時に書いた所感と同じです。むしろまとめて読みやすくした感じ。
逆に言うとあれから6割は増えてる。結果的に長くなってるから読みにくいという
なおデータソースを見ながらだとより楽しめます。
投手編
投手適正
リリーフ向きだなーと思ったら先発してても容赦なく中継ぎタイプ(中◎先○系のやつ)になります。ただまあ現に「リリーフタイプっぽいけどうち先発いないからそのまま先発してくれ!!」ってチームもあるのでここはまあ好みでいいでしょう。
抑え適正
はいストップ。好きにしろとは言ったが抑えまでそうとは言ってない。
抑え適正◎の投手は247人中11人、4.4%しか存在しません。
しかもそのうち5名がドラ1なので、下位指名での抑え◎はほぼあり得ない。(逆に言えばドラ1クラスなら別に付けても構わない)
例外が独立リーガー。松岡(西)・石森(中)・椎葉(神)とリリーフ専念していたタイプに付いてるのでこういうのに付けるのはあり。
逆に高卒投手は小林樹斗(広)ただ一人。付けない方が無難か。
なお抑え○ならリリーフタイプを中心にばらまかれているのでこっちのほうがいいでしょう。
抑え適正から切り込む、それが入団時査定。この時点でニッチな査定というのが分かる。
でもこれ厳しく適用すると巨人大勢に抑え適正付かないんだよなぁ*1
球速
最速を採用すべきだよ派VS平均低いなら下げるべきだよ派がありますがここでは取り扱いません。なぜなら自分は思考停止で最速にしているからです。
コントロール
最大値:C66(2024石田裕太郎)
新人でも割といい選手はいい評価される能力なので盛りどころ。ただまあそれでも即戦力クラスでC、そうでなければD以下に抑えるのが無難でしょうね。
スタミナ
先発とリリーフで査定が微妙に違います。まあそれは元からそうよね。
先発スタミナ
最大値:C69(2019泉圭輔)
ローテ入り期待→C
一軍で投げてはいそう→D
一軍はまだ早い、まず二軍で→E
とりあえず体つくり→F
実際の能力との兼ね合いもありますが大体こうです。まさかのイメージ査定。そんなわけあるか、って気持ちもありますが少なくとも下位指名は二軍メンバーと合わせないとそこだけ突き抜けます。
特に高卒投手はスタミナD以上は奥川(ヤ)・西純矢(神)・髙橋宏斗(中)の三名、しかもドラ1しかいません。想定より-5くらいしておいた方がいいと思います。
なおこのイメージ査定、特能の回復とちょっとイメージ的に被っているところがあります。どちらも体力的なイメージですが、スタミナは一試合に必要な体力、回復はシーズンに必要な体力、みたいな感じのイメージがありますね。いや文字にするとめっちゃ当たり前の事しか書いてないけど。
リリーフスタミナ
最大値:C61(2023益田武尚)
おそらく俺以外の界隈の人間は適当にやってる。そして俺は世界一こだわってる。よって俺が世界一査定が上手い(???)
とりあえずロングリリーフ系がD、普通のリリーフがEなのはわかる。具体的には一軍級だとロングリリーフでD50くらい、普通のリリーフでE45くらいですね。
で社会人とか即戦力級はこのままでいいとして、素材型とか高卒とかは例によって少しマイナスして、ロングリリーフならE46-48、普通のリリーフならE41-43くらいにしたい。
なぜかというと二軍の若手の数字がこれくらいになっていること、そしてCPUの中継ぎ起用の優先順の一つにスタミナの値が使われてる*2ので。なので仮に同じ選手だとしても入るチームによってスタミナの数値が変わってくるとか全然ある。手始めにまずチームの中継ぎのスタミナ順がどうなってるかのチェックから始めましょう。
なお二軍でもまだまだ基礎の段階でスタミナEリリーフだけど既存の二軍選手達より優先度さらに下げたいな~という場合はスタミナFに突入します。高卒リリーフにスタミナFが多いのもそういう理由なんですね。
総変化量
・出身年齢関係なし
・競合ドラ1クラス→7
・ドラ1クラス、一軍即戦力→6
・高卒上位、大卒社卒下位、1.5軍レベル→5
・下位指名、二軍クラスだが一軍はまだ早い→4
・高卒下位専用、二軍でも厳しそう→3
・佐藤智輝(2019楽ドラ5)→2
変化球は変化球で査定せず、総変化量をパラメータとしそれらを割り振って考えるべし。
総変理論出してしばらく経ちますが、ちょっとずつ界隈でも使ってる人を見るのは嬉しいところ。とはいえまだまだ定着している感はないのでこれからも総変理論を提唱していきましょう。
そういえば書いてる途中で思い出しましたが2024の新人には総変3がいなかった気がします。総変6も多かったような感じあるしここら辺も少しずつ変わっているのかも・・・?
特殊能力
ランク系と能力系(いい呼び方が浮かばん)で大きく違います。
ランク系
基本おまけ。色を付けることはあまりない。
なおケガしにくさと回復はこの中でもさらに特殊なので一旦後回しで野手編で解説します。
ピンチ・打たれ強さ
入団時査定に関しては完全におまけ。C・Eに調整するくらいでどちらもB・Fになった投手は一人もいません。
実績を残してようやく触る場所って感じですかね。
対左投手・クイック
上に似た感じですが、ある程度強い選手の場合こちらは補正でFに下げられることがあります。Fは付くけどBは付きません。理不尽。
ただクイックBは2024巨人西舘というドラ1限定で付いた例が出てきたので今後に注目です。
ノビ
こちらは逆にBが稀に付くというパターン。意外にもノビFが出たことはないんですね。
吉田輝星・村上頌樹とすごく分かりやすい二人についているので『普通に査定したらノビAだけど新人補正でB』くらいにするとよさげかもしれない。
レアな割に1年に1~2人はいるので結局レアなのかどうか判断しづらい・・・えぐい球投げるけど査定的にはパッと見弱そうな選手に付けておいても良いか?
能力系
新人にパワヒを付けるな、みたいなのってありますけど他の特殊能力の優先度とかってあまり知られてないんじゃないですか?
というわけでグラフにまとめてみました。
※抜け球…旧シュート回転含む
※癖球…真っスラ・ナチュラルシュートをまとめたもの
※球質…ゴロピッチャー・フライボールピッチャーをまとめたもの
上にいくほど指名順が高い選手に、右に行くほど使用率そのものが高い特能です。
リリース○・球持ち○・四球・抜け球(旧シュート回転)の使用率が抜きん出ているのが分かるでしょう。基本的には赤丸部の特能を使うのが無難、上位候補か何かしらセンス的に抜きん出ている場合は青丸部も候補、みたいな感じです。
優先度順
リリース○・球持ち○・四球・抜け球
奪三振・緩急○・内角攻め・球速安定・牽制○・真っスラ・ナチュラルシュート・荒れ球・一発・調子極端・ゴロピッチャー・フライボールピッチャー*3
回またぎ○・緊急登板○・対ランナー×・スロースターター
キレ○*4・低め○・クロスファイヤー・ポーカーフェイス・乱調
打球反応○*5・寸前・軽い球
なおこれとは別に能力系には有効系とサブ系に分かれていて、有効系はバランス考えてベタベタしないけどサブ系は別にベタベタしてもいい、みたいな査定もあります。青特多くてもサブ系でごまかしてる…ということもままある。まぁサブ系にオーペナ強い能力混じってるから意味ないけど
有効系
キレ○・低め○・クロスファイヤー・球速安定・内角攻め・奪三振・緩急○・リリース○・球持ち○・逃げ球・尻上がり
サブ系
打球反応○・回またぎ○・緊急登板○・ポーカーフェイス・真っスラ・ナチュラルシュート・牽制○・ゴロピッチャー・フライボールピッチャー
野手編
弾道
基本的には普通の査定と変わらない感じ。ただ弾道4というか弾道+が特能扱いで若干レアめ。(同じように上位指名で弾道2っぽい選手が弾道3になっていることがある)ただまあ結局は見栄えで決めちゃっていい感はある。
ミート
2023以前
最大値:E49(2020小深田大翔)
社会人D50、大卒E45、高卒E40あたりにリミットがありそう。そこにだけ注意。
2024以後
最大値:C62(2024度会隆輝)
わかりません!!
仕様変わった直後というのもあってもう少しデータが欲しい所。
かのミートGパワーG柳田だって100段階変わった直後の査定なので、仕様変更直後は不安定なのは多少はね?
パワー
最大値:B72(2021佐藤輝明)
大卒以上
割と強めに出る傾向。むしろ(データ少ないのもあるけど)大卒の方が社会人よりパワー高いという謎の逆転現象が起きている。
とはいえまあエグエグスラッガーでもなければ最大Cくらい。
高卒
こちらはC60付近にリミットがある。(2019万波・2020井上広大・2023内藤鵬)あの清宮クラスでもC62なので*6基本的に良くてDくらい。
高校通算本塁打を参考にするのもアリだが環境・選手タイプ・指名順等で変わりすぎるのであまりあてにはならないかも。30本超えてたらE以上かな~くらい。
走力
50m走理論を参考に、ちょっと上下させるかな~くらい。
上下にブレることはあるけどまあ大外しはしない理論。
50m | 走力 |
---|---|
5.6 | S90 |
5.7 | A85 |
5.8 | A80 |
5.9 | B75 |
6.0 | B70 |
6.1 | C65 |
6.2 | C60 |
6.3 | D55 |
6.4 | D50 |
6.5 | E45 |
6.6 | E40 |
6.7 | F35 |
6.8 | F30 |
肩力
これも遠投理論で上下させる感じで。
ただ一定条件を満たしていないと-5くらい下に振ってることが多いので結果的に肩Aは走力ほど出にくくなっています。(17人/201人 8%)
遠投 | 肩力 |
---|---|
130 | S90 |
125 | A85 |
120 | A80 |
115 | B75 |
110 | B70 |
105 | C65 |
100 | C60 |
95 | D55 |
90 | D50 |
条件1:上位指名である
というより下位指名はバランスで若干下げられやすい傾向…
条件2:捕手である
捕手の場合はやはり肩が武器なので下位指名でも補正がない印象。肩Aも17人中8人が捕手。
守備力
最大値:C67(2022上川畑大悟 ※解禁済) C64(2023友杉篤輝)
基本的にスタミナのイメージと同じ。ただ高卒でも守備型ならDが出たり少しだけ甘め(あくまで守備型に対しては)
捕球
最大値:C62(2022上川畑大悟 ※解禁済) C60(2022中村健人)
基本守備力と同じ。
こちらはCは社会人二人でしか出たことがないので厳しめに。
特殊能力
ランク系
チャンス
投手のピンチと同じ。E~C。
対左投手
投手の対左打者と同じ。E~C。
盗塁
投手のクイックと同じ。こちらはまだB以上はいない。E~Cで能力調整でEがFにされることがある。(特に俊足タイプに多い)
走塁
基本同じようにE~Cだが、ドラフト2位以上の上位指名にのみ上位特権でCがBになるパターンがある。同じように能力調整でEがFになるパターンもあるがこちらは2019以降出現なし。
で、残ったキャッチャー・ケガしにくさ・送球・回復ですが、こいつらは特殊能力面していますが査定的にはパラメータです。実際キャッチャーと送球と回復はプロスピだとパラメータだし・・・。
ただ下手に特殊能力面しているせいでペナントとの組み合わせが最大限に悪い、という齟齬を起こしてしまっています・・・。
キャッチャー
キャッチャー36人中23人(63%)がキャッチャーF。多すぎィ!!
なお高卒に絞ると22人中17人(77%)。イキスギィ!!
基本的にキャッチャーFになるのは高校から始めたとか、出場数が少ないとか、単に打撃タイプだからバランスとりたいとかなので、控えキャッチャーの基準がキャッチャーEである以上まあ分かる気はする・・・。
なのでよく言われるのはキャッチャーの性能下げて基準値上げてほしいって意見ですね。(非本職捕手のキャッチャーG・F→そのまま、キャッチャーE→従来の高卒新人キャッチャーF、キャッチャーD・C→従来のキャッチャーE・D、キャッチャーB→従来のキャッチャーC、一軍正捕手、キャッチャーA→坂本誠志郎)あんまり好きじゃなかったけどミート補正見た後だとなんか悪くない意見に見えてくるな・・・。
あとはペナントでの上げにくさですが、実は一応自動成長する仕様があるにはあります。キャンプ中~オープン戦の間にプロ年数に応じてランダムで上昇する仕様があるのですが・・・。
「プレイヤーが上げにくい」という意見はよく見ますが「CPU球団がやたら上がる」という話はあまり見ないのでは。おそらく成長率的にはプレイヤー球団の三倍くらいの発生率だと思うのですが、これがどれくらい凄いかというと
この年キャッチャーFがEになった寺地(ロ)がすぐDになる、ということも起こります。極端か。(検証用にテストプレイしてたら偶然そうなった)
個人的にはこっちの仕様が正しくてプレイヤー側だけ縛りを与えている*7ような気も。あと回復F送球Fもこれと同じように爆上げしやすい仕様にすれば特に今の査定でも問題はなくなるでしょう。
ただ査定班とペナント班の連携がそこまで取れてるとは思わない*8のでまあそういうものと考えるしか・・・。
ケガしにくさ
F~CでやっぱりB以上はいない。
個人的には赤くなりやすさで巻き添え食らってるけどキャッチャーや回復の上がりにくさ問題が解決すればこれはこのまま残していても問題はないと思う・・・。
送球
F~C。強肩がとりあえずFにされることでお馴染み。やっぱり上も厳しくてBは2020ドラ2海野隆司(ソ)しか貰ったことがない。というか根尾で貰えない時点で・・・。
これも個人的には個性として・・・って思ったけど今調べたら入団時送球Eの矢野(広)が今Cになってたりするんでやっぱり上述の自動成長仕様ほしいですね!
回復
赤くされやすい上に上げても疲労システムのせいで効果を実感しにくいので嫌われてるやつ
とりあえず社会人→回復D、大卒→回復E、高卒→回復Fを基準に。あと一軍控えが回復Eなのでそこも基準に。(Eが基準のせいで赤くなりやすい、というのはキャッチャーと同じ)
なお高卒は思考停止で回復F、とされているイメージが強いですが、甲子園で活躍したりして少し即戦力性があると回復Eになっているので、内実は43人/162人(26.5%)が回復Eとそこまで真っ赤にされてるわけではなかったりします。え?4分の3がFなら十分思考停止してる?
あとはまあ、自動成長ほしいですね!個人的にはむしろペナントの高卒新人も回復Fにしてほしいんだけど
能力系
投手と同じように使用率をグラフにしました。
※コースヒッター…ローボールヒッター・ハイボールヒッター・アウトコースヒッター・インコースヒッターをまとめたもの
※対球種…対変化球○・対ストレート○をまとめたもの
三振の使用率がバカ抜けてるのは置いといて・・・
なんと野手の基本青特は三種しかありません。なんなら内野安打○はサブ系になるので実質打撃だと流し打ちとコースヒッター系しかない。ついでに言うとコースヒッター系は四種全部まとめてるのでレア度的にはもっと低め。(実質的には弾道4と同じくらい)
逆に言うと意外とこれくらい縛っても割と査定的にはなんとかなります。どうしても能力を表現しきれない時に青丸部から足してくる感じ。と言ってもこれもほぼプルヒッター・選球眼くらいですが・・・。
なお緑丸は現時点でドラ1専用です。ここでも広角打法と悪球打ちがレア度同じとかいう謎理論起きてるけど本当かよ。
優先度順
三振
内野安打○
弾道4・流し打ち・コースヒッター系
プルヒッター・選球眼
固め打ち・サヨナラ男・満塁男・ヘッドスライディング・エラー
粘り打ち・初球○・意外性・逆境○・対変化球○・対ストレート○・レーザービーム・調子極端
有効サブの振り分けはこちら。どっちかっていうと打撃で有効系っぽいかどうかが大事。
有効系
広角打法・プルヒッター・初球○・粘り打ち・逆境○・意外性・対変化球○・対ストレート○・固め打ち・流し打ち・コースヒッター系
サブ系
内野安打○*9・選球眼・満塁男・サヨナラ男・ヘッドスライディング・レーザービーム*10
不明
悪球打ち
解禁済社会人編
25歳以上の場合割と強めに。2021阿部翔太(29歳)が151km/hコンスタCC総変6とかで来たのとかが分かりやすいかも。あとは回復C2019荒西祐大(26歳)とか守備力C672022上川畑大悟とか。ドラ1だったら総変8(2023吉村貢司郎・25歳)とかになっちまうでおーん。
こんな独りよがりな長文に一週間かけるとか頭おかしなるで。
なんか動きがあったら随時更新しときます。
*1:大学時代は先発していたのもあって入団当初は抑え適正が無かった
*2:原理を説明しようとするとまたもう一つ記事を書かなくちゃいけないのでとりあえず今はそういうもんだと思ってもらえれば。例えば投手を二人同じ「ビハインドでも」に設定している場合、色々条件はありますがそれらを省いた時、スタミナが高い方が選出される可能性が高いです。ペナント勢でそれっぽい話をしてる人は見たことあるけど再現勢でそういう話は見たことないので知ってるのはたぶん俺だけ。よって発見者は俺。
*3:2024で急増したので雰囲気的にはここ
*4:新人の場合現時点ではドラ1専用
*5:サンプルが少ないだけかも
*6:今の基準だったらC65くらいは貰えるかもしれない
*7:外国人選手がプレイヤーだけ極端に弱かったり、CPU球団だけオールスター後に投手適正の増減があったり、CPU球団への優遇を感じる
*8:取れてたら実在若手とペナント新人の戦力差を統一してくれ
*9:打撃時に発動するがどうも走塁有効系みたいな分類で割と青特ベタベタついてる選手でも気にせず付ける傾向
*10:守備有効系